「発達障害者は誰に頼ればいい?」今こそ知るべき支援の見つけ方

この記事に出てくる人

柳澤さん

株式会社8ユニット代表取締役 就労継続支援B型事業所「未来図校静岡キャンパス」を運営。障害に特化した400名以上とのカウンセリング歴により、5年後の社会的自立を目指す支援を実施。

ミネストローネ

静岡の映像制作会社 合同会社RP代表。発達障害・精神障害のロールモデルを探す「今こそ動画だ!」を運営。Adobe認定プロフェッショナル(Premiere Pro) 発達障害(ADHD,ASD)当事者。

自分の居場所を探すための第一歩

今回は、発達障害者の進路や生活の問題に対する解決策を探ります。特別支援学校で進路指導をするなど多岐にわたる活動を行っているB型事業所の代表、柳澤さんの経験に基づき18歳の若者には進路を指導する人がいる中で、成人以降に診断された発達障害者にとっては進路を見つけることが難しいという現実があります。

情報の混乱とその壁

幼少期に診断された人には、特別支援学校やその先の就労支援事業所などのルートがあります。
例えば私のように29歳でうつになり、発達障害と診断された人はどうすればいいのでしょうか。

発達障害や精神障害に関する情報はインターネット上で大量に見つけられるものの、その中から正しい情報を選ぶことは難しいです。
特にインターネット上の情報だけを鵜呑みにすると、宗教や怪しい団体に引き込まれるリスクもあります。

宗教すべてが悪いと思っていませんが、弱いところにつけ込んでくる団体もあるという意味で一括りにしています。

正しい情報にたどり着くための方法

正しい情報を集めることが何よりも重要です。
例えば、インターネットで「発達障害 生きづらさ 解決法」と検索すると、多くの異なる情報が表示されます。
発達障害に関する対処法や治療法も情報を発信する人によって内容が異なります。多くの情報に触れて自分で選ぶことが重要です。

自分に合った支援の探し方

自分が自分として生きていくためにどのような手段があるかを調べることが重要です。
例えば、自分の障害を支援してくれる機関や人の情報を探しながら、自分のライフスタイルに合った支援の方法を模索することが大切だとされています。

特に心が弱っているときは、判断を人任せにしがちです。
自分の人生は自分でコントロールすると決め、そのサポートとして支援を模索することが大事です。

心を病んだ後の回復への道のり

私はうつになったとき、最初の3ヶ月から半年くらいは何もできない状態でした。そこから立ち直るに当たりインターネットやSNSを活用し幸いにも良い方向に進みましたが、振り返るとギャンブルのような道のりであったし、再現性に乏しいとも感じています。
また、休職から3年たった今でも完全に回復したとは思っていません。私達はとにかく回復しようと焦りがちですが、その焦りにつけ込むような人がいることも忘れてはいけないと思っています。

相談機関へのアクセスの難しさ

相談機関にアクセスすること自体が非常にハードルが高いと感じている人も多いでしょう。
誰かを頼りながら今後の人生の歩み方を模索していくことが重要で、正しい情報を得るためにできるだけ多くの情報源にアクセスし、自分で選ぶことが求められます。

とはいえ、いままで「普通の」生活をしていた人ほど相談機関へのアクセスは難しいのではないでしょうか。

一般的には市町村の窓口や例えば相談支援事業、2025年開始予定の就労選択支援事業所などが考えられます。

いきなり事業所に相談が難しい人は、オンライン&制度外の就労移行支援サービスを検討してみても良いかもしれません。


支援の探し方と自己判断力の重要性

この対談を通じて見えてきたのは、発達障害者が自分に合った支援を見つけるためには、多くの情報に触れ自分で選ぶ力が必要であるということです。

私たちが発信する「今こそ動画だ!」「Reffiling Point Blog」のようなメディアが、一度躓いた発達障害者が改めて立ち上がるときに、安心して情報を得られる場所になりたいと思っています。

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