映像制作工房LACとLAC-LMS
映像制作工房LACは、障害のある方が「動画編集で働く」ことを実現するサービスです。就労支援事業所様に加盟いただき、月額制で提供しており、利用者の方が動画編集スキルを学び、実際の案件で経験を積み、最終的に映像制作の仕事につなげるまでを一貫してサポートしています。
「習っただけで終わり」ではなく、学んだスキルを実際の仕事で活かせるようになることが私たちの目標です。LAC-LMS(専用学習管理システム)では、動画で学んで、課題を提出し、スキル認定を受けて、実案件にチャレンジする、という実践的な流れで着実にプロのスキルを身につけていただいています。
加盟事業所様からの高い評価と成約実績
現在、10事業所様にて導入研修を完了し、今後も加盟事業所様の増加が続いています。特に注目すべきは、オンラインでのサービス説明を実施した事業所様における加盟率が80%以上を達成している点です。
この高い成約率の背景を分析すると、事業所様から特に評価いただいているのが「カリキュラム」「学習管理システム」「実績データの分析」の3要素です。しかし、これらが単独で評価されているのではなく、相乗効果を生み出している点が重要だと気づきました。
各要素の価値と限界
カリキュラム設計 – 単なるスキル習得ではない
一般的な動画編集講座は技術習得に特化していますが、私たちのカリキュラムは就労支援の視点で設計されています。
利用者様の障害特性や学習ペースに配慮した段階的プログラムにより、着実にスキルが身につく仕組みです。
しかし、カリキュラムだけでは限界があります。
どんなに優れた内容でも、進捗管理や成果の可視化ができなければ、事業所様の生産活動収入向上や稼働率改善には直結しません。
学習管理システム(LAC-LMS) – 単なるIT活用ではない
LAC-LMSは利用者様の学習進捗を詳細に管理し、支援員様の指導負担を軽減します。
しかし、システムだけでは「何を学んでもらうか」「どう支援するか」という根本的な課題は解決できません。
実績データの分析 – 単なる数値管理ではない
学習データや作業実績を分析し、利用者様個別の成長計画を策定できます。
しかし、データ分析だけでは実際の生産活動や収入向上には繋がりません。
生産活動収入 – 単なる収益向上ではない
動画編集案件による安定した生産活動収入を目指していますが、これも単独では持続可能性に課題があります。
継続的なスキル向上の仕組みがなければ、案件の難易度向上に対応できません。
私たちが提供する相乗効果の価値
事業所様のお話を伺うと、これらの要素が組み合わさることで、以下のような価値を実感していただけています
体系的なカリキュラム→システムによる進捗管理→データに基づく個別支援→実案件での実践、という一連の流れにより、利用者様の着実な成長を実現できています。
これが利用者定着率の向上につながっているとのお声をいただいています。
支援員様の指導負担軽減、進捗の可視化、実績データの蓄積により、限られた人材リソースでも質の高い支援を提供いただけるようになります。
生産活動収入の安定化に加え、利用者様のスキル向上により案件単価の向上も期待できます。
さらに、実績データが新規利用者獲得の根拠となり、稼働率向上にも寄与しています。
支援的視点での統合アプローチ
私たちがサービス設計で重視しているのは、単に映像制作を教えることやITシステムを提供することではありません。利用者様の特性理解、段階的な成長支援、データに基づく改善という支援的視点での統合アプローチです。
事業所様からは「単なるスキルの習得でもない、単なる生産活動収入の向上でもない、単なる分析だけでもない。この相乗効果が利用者様のためになる。自信を持って利用者様を募集できる。」というお声をいただいています。
これこそが、私たちの目指していた価値の形だと感じています。
私たちの目指す価値提供
競合が増加し、運営トレンドが生産活動収入の向上に移行していく中、事業所様には明確な差別化が求められています。
私たち映像制作工房LACは、単一要素の提供ではなく相乗効果による包括的価値創出を通じて、業所様の競争優位性構築をサポートしたいと考えています。
この高い加盟率は、私たちのアプローチが事業所様のニーズに合致している証拠だと感じています。
今後も事業所様からのフィードバックに基づく継続的改善により、利用者様の成長と事業所様の発展を両立する仕組みづくりに取り組んでまいります。
映像制作工房LACは、就労支援事業所様の持続的な成長と、利用者様の可能性実現を支援し続けます。
