「これ、自分でもできるんじゃないか」
◆ LACとは?
LAC(ラック)は、動画編集スキルを軸に、障害福祉の現場での実践を通じた学びと仕事づくりを支援するプログラムです。
福祉事業所や支援施設の職員・利用者が受講し、スキルを仕事として活かすことを目的としています。
旧制度では、講座に加えて案件紹介やフォロー体制を整え、受講後も継続的に「動画編集を仕事にする」支援が行われていました。
◆ 株式会社TSUNAGU 中村代表が感じたこと
「動画編集には興味があったけれど、使い方もノウハウも分からなかった」
そう語るのは、株式会社TSUNAGUの代表、中村優太さん。
就労継続支援A型・B型を運営する中で、動画という新しい表現手段に可能性を感じていたと言います。
「ただの使い方講座じゃなくて、その後のフォローや、案件の紹介までやってもらえるということで、参加を決めました。」
中村さん自身も、操作に不安があったそうですが…
「意外と使う操作って限られていて、自分でもできるかもっていう自信につながりました。」
実際に受講を終えた今、事業所としての次の展望も見え始めています。
「利用者にもPremiere Proを覚えてもらって、生産活動として案件を取りにいきたい。きっと案件紹介だけでもすぐ元は取れると思います。」
◆ LAC運営の思い
LACが大切にしているのは、「スキルを習得したら終わり」ではなく、「それを仕事につなげていくこと」。
動画編集を通じて、福祉現場の新たな役割づくり、利用者の工賃向上、そして関わるすべての人の「できた」の積み重ねを目指しています。
また、講座で得た経験はたとえ直接的に動画編集につながらなくても、
「挑戦したこと」「習得したこと」「アウトプットを意識した学び方」は、必ず他の場面でも活かせる力になります。
◆ 改めて、LACとは何か
LACは、単なるスキル講座ではありません。
動画編集をきっかけに、地域とつながり、社会とつながる——その“接続点”になることを目指しています。
受講によって事業所の選択肢が広がり、利用者の役割が生まれ、日々の活動に「仕事としての価値」が加わる。
LACは、そんな“可能性の土台”を築くプラットフォームです。
◆ 現行制度について
本記事で紹介しているのは、制度改訂前の講座を受講された方の声ですが、
2025年からは、LAC講座はサブスクリプション型の継続支援モデルへとリニューアルされています。
個別支援や実案件との連動、段階的な学びがしやすくなったほか、講座主宰者によるカスタマイズも可能になり、より柔軟にスキル定着が図れる仕組みとなっています。
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