映像制作工房LAC – 参加者100名突破

映像制作工房LACとLAC-LMS

映像制作工房LACは、障害のある方が「動画編集で働く」ことを実現するサービスです。就労支援事業所向けに月額制で提供しており、利用者の方が動画編集スキルを学び、実際の案件で経験を積み、最終的に映像制作の仕事につなげるまでを一貫してサポートしています。

「習っただけで終わり」ではなく、学んだスキルを実際の仕事で活かせるようになることが私たちの目標です。LAC-LMS(専用学習管理システム)では、動画で学んで、課題を提出し、スキル認定を受けて、実案件にチャレンジする、という実践的な流れで着実にプロのスキルを身につけていただいています。

参加者100名突破しました。ありがとうございます。

この度、映像制作工房LACの参加者数がついに100名を突破いたしました。


2024年3月のサービス開始から約1年半、多くの事業所様と利用者様にご支援いただき、この大きな節目を迎えることができました。心より感謝申し上げます。

100名という数字は、単なる通過点ではありません。これは、障害者就労支援の現場で「映像制作を通じた働く力の育成」が確実に根づいていることの証明です。
ひとりひとりの利用者様が、それぞれのペースで学び成長し実際の案件に挑戦している。
その積み重ねがこの100という数字に込められています。

なぜ映像制作工房LACが選ばれるのか

包括的なサポート体制による一貫した支援

映像制作工房LACが多くの事業所様に選ばれる理由は、学習から実践、そして就職まで一貫したサポート体制にあります。この体制を支えているのが、私たちが開発した3つの専用アプリケーションです。

LAC-LMS(学習管理システム) では、映像編集の基礎から応用まで段階的な学習コンテンツを提供し、利用者一人ひとりの進捗状況とスキル習得レベルをリアルタイムで記録します。支援者様は、どの利用者がどの段階でつまずいているか、どの分野が得意なのかを客観的なデータで把握できます。

案件共有・評価アプリ では、スキル認定後の利用者様に実際の映像制作案件を配布し、完成した成果物の品質を多角的に評価・記録します。これにより、利用者様の実践力を客観的に把握し、次のステップへの道筋を明確にします。

稼働時間ログアプリ では、作業時間の正確な記録と生産性データの収集を行い、就職活動時の具体的な実績資料として活用できるデータを蓄積します。

これら3つのアプリケーションが連携することで、従来の支援では見えにくかった「利用者の特性と成長過程」を可視化し、一人ひとりに最適化された個別支援を実現しています。

事業所様の負担軽減への取り組み

導入のしやすさも、私たちが大切にしている価値の一つです。従来の対面研修(1泊2日)から、支援者様向けオンライン研修(約2時間) への変更により、事業所様の時間的・人的負担を大幅に軽減しました。

サブスクリプション制の採用により、利用者様の入れ替わりに柔軟に対応でき、「人が変わるたびに研修費用がかかる」という課題も解決しています。

月額30,000円(税込33,000円)で、事業所内の複数の利用者様にご利用いただける仕組みは、多くの事業所様から「導入しやすい」という評価をいただいています。

実案件による工賃向上の実現

映像制作工房LACの特徴は、学習だけで終わらない点にあります。段階的なスキル認定制度を経て、実際のクライアントからの案件に取り組むことで、利用者様の工賃向上に直接貢献します。

Adobe Premiere Proを学習ソフトとして採用している理由も、実用性にあります。多くのクライアントから「Premiere Proでの編集」が指定されることが多く、他のAdobe製品との連携により制作の幅が広がります。


Web上の教材・チュートリアルが豊富で、LACでの学習後も継続的にスキルアップできる環境が整っています。

現場への丁寧なチュートリアル・サポート体制

支援者様への継続的なサポート

「システムは導入したけれど使いこなせない」という状況を避けるため、支援者様へのサポートを特に重視しています。導入時にはアカウント設定から基本的な操作方法まで、マンツーマンでご説明いたします。

導入後も、LAC-LMSの管理画面で利用者様の学習進捗をリアルタイムで確認していただけるよう、ダッシュボードの見方や活用方法を丁寧にレクチャーします。「この利用者はどの課題でつまずいているか」「どの分野が得意で、どこを伸ばすべきか」といった支援のポイントを、データに基づいて把握していただけます。

日常的な疑問や課題については、Discordを通じていつでもお気軽にご相談いただけます。技術的な質問から支援方法のご相談まで、現場の声に耳を傾け、迅速に対応することを心がけています。

利用者様一人ひとりに寄り添うサポート

利用者様への支援では、「放置されていない安心感」を最も大切にしています。
質問への初期応答時間を15分以内50%、1時間以内80%という具体的なKPIを設定し、迅速な対応を心がけています。

技術的な質問については、まずDiscordに常駐するAIボットが即座に回答し、その後必要に応じて管理者が詳細な補足を行う体制を構築しています。
この二段構えのサポートにより、「すぐに答えがもらえる安心感」と「専門的で正確な情報」の両方を提供しています。

課題提出に対するフィードバックも、単なる評価にとどまりません。一人ひとりの特性や学習ペースを考慮し、次のステップが明確になるような具体的なアドバイスを心がけています。つまずきやすいポイントでは、個別のフォローアップを行い、着実なスキルアップをサポートします。

継続的な改善への取り組み

現場からいただくご意見やフィードバックを基に、システムの継続的な改善を行っています。支援者様や利用者様の「もっとこうだったら使いやすい」という声を大切にし、学習コンテンツの更新や機能改善を定期的に実施しています。

サポート品質の向上も重要な取り組みの一つです。応答時間や解決率といったKPIを設定し、定量的な管理を通じてサービス品質の向上を図っています。


BOT解決率の向上、フィードバック時間の短縮など、具体的な数値目標を持って改善に取り組んでいます。

展望

参加者100名突破は大きな節目ですが、私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。品質を維持しながら、さらなる拡充を進めていきます。

現在、学習コンテンツの拡充や新機能の開発を進めており、より多様な利用者様のニーズに応えられるよう準備を進めています。AI技術を活用した学習サポート機能の強化、就労定着支援の充実など、映像制作を通じた働く力の育成をより効果的に実現するための取り組みを続けています。

私たちの最終目標は、障害者就労支援の現場に新たな可能性を提供することです。

映像制作というクリエイティブな分野で、1人でも多くの方が「働く喜び」を感じていただけるよう、技術とサポート体制の両面から支援を続けてまいります。

おわりに

参加者100名突破という節目を迎えることができたのは、日々現場で利用者様を支えてくださっている支援者の皆様、そして新しい挑戦に取り組んでくださっている利用者の皆様のおかげです。ありがとうございます。

映像制作工房LACは、これからも現場の声に耳を傾け、一人ひとりの成長に寄り添うサービスであり続けます。技術的なサポートだけでなく、人と人とのつながりを大切にし、共に成長していける関係を築いていきたいと考えています。

もし映像制作工房LACにご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。導入前のご相談から、システムの詳細な説明まで、丁寧にサポートいたします。次の100名、200名へ向けて、皆様と共に歩んでまいります。

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